少し前に、どこかの国々が禁止されている兵器を製造していると中東イラクに対し、侵略戦争を起こしフセイン政権を倒したものの、その後、禁止されている兵器を製造している証拠が見つからなかったわけですが、まったく気の毒なことです。
経済不安の目をそらすために始めたように思えるヨーロッパの戦争は3年以上も継続する中で、戦果評価で条件闘争をしたいがために、未だに決着しない。
大国アメリカでは、自分が大統領になったら、戦争を終わらせると公約し、選挙に競り勝った大統領は、外交成果がないことの目をそらすためかどうかは知りませんが、自ら他国に攻撃を仕掛けようとしている。しかも、宣戦布告なしに。
行き当たりばったりもいいところですが、世界は、イラク戦争の真実を知っています。
今把握している事実は、どの程度の正しさなのか、どこかの諜報機関がひっかかったと言われる、インターネット上の与太話の過大評価でないのか。
イスラエルは、確かにヨーロッパの前線基地の役割がないとは言いませんが、今まで何十年も専守防衛に徹した方針を変換し、目の色を変えて侵略もどきの戦争をしかけ、他方で、意味の無い入植町の拡大と、砂漠化の急激な促進をさせている環境破壊の推進実績を見ると、冷静さを欠いているとしか思えません。
いくら点滴灌漑による農業、街路樹の町を作ったところで、環境の改善をしなければ、土地そのものは復活しません。中東地域の近年の地震発生状態をみれば、中東地域全体の隆起があり、それが地域全体の渇水化につながっていることは否定しませんが、少なくとも2000年前には魚が生息していた死海の近年の急激な水位低下は、どこかで、地下水をくみ上げすぎているわけで、技術があるからと何でもやれば、後で取り返しのつかないことになります。
一時的な地下水の水位低下であれば、還元井という方法を使いますが(リニア新幹線建設現場で井戸の水位低下が問題になったのと同様に、地層の渇水が起きた場合には、同じ地層の似たような深度の井戸に水をいれて地下に水を戻す方法。)、地下水を長期間使いきるのであれば、これでは対処できません。
死海の急激な水位低下はこの付近から南に伸びる大地溝帯の顕著な渇水化の象徴です。2000年以上の間、それでもベドウィン族(パレスチナ人。哀れな子羊たちを飼っていたのではなく、こちらは正真正銘の羊飼い。)が守ってきたぎりぎり緑が生えている土地を収奪して意味の無い町を作るのは、土地に対する配慮が欠けているとしか思えません。
戦争を仕掛けるアメリカ国民の皆さんは、どういう真実があったのか、それを許容していいのか、正しく見極めていただきたいと思います。